予防(ワクチン・ノミダニ予防) VACCINE / PREVENTION
ワクチンの必要性について
狂犬病ワクチンを除くと接種は義務ではありません。ただ健康を維持するためには多くの動物に必要となります。健康を保つためには環境に合わせた接種が必要になります。負担を減らしつつ、動物を守るための接種を考えることが大事です。世界小動物獣医師会(WSAVA)のガイドラインに基づき接種を実施します。
混合ワクチン
混合ワクチン接種は飼い主さんの任意で接種を行います。予防できる病気の中には死亡率が高い病気も存在しています。ワクチン接種を行い病気への免疫力を高めることが大切です。
狂犬病ワクチン
狂犬病予防のためのワクチン接種は法律で義務づけられています。狂犬病はいつ入ってくるか分からない病気であり、感染すればヒトもイヌも100%死亡します。必ず予防接種を受けましょう。
フィラリア予防
フィラリア症は蚊が媒介する病気であり、肺動脈や心臓に寄生し死に至る怖い病気です。 フィラリア症の感染の有無を確認して、毎月1回の予防薬によって予防します。
ノミダニ予防について
マダニ
マダニは草むらにおり散歩中に寄生することが多いです。近年では重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が見つかっています。感染すると致死率は10〜30%と報告があり、治療は対症療法が主体となります。この感染症はペットを介した感染も懸念されるためマダニ予防は人にとっても重要なものとなります。
ノミ
1年を通して家の中でもいるため通年での予防が推奨されます。寄生すると痒みやアレルギーを起こすことがあります。
予防接種スケジュール
※横にスクロールしてご覧ください
| 予防項目 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 狂犬病 | 年1回の接種 | |||||||||||
| 混合ワクチン | 年1回の接種 | |||||||||||
| フィラリア症 | 推奨期間 | 5〜12月の期間実施 | ||||||||||
| ノミ・マダニ | 通年予防を推奨 | |||||||||||
CHECK UP 健康診断
健康診断の重要性

ワンちゃん、ネコちゃんの健康診断は、病気の早期発見と重症化の予防にとても大切です。動物は言葉で体調の変化を伝えることができず、本能的に不調を隠そうとする習性があります。そのため、気付いた時には病気がかなり進行していることも少なくありません。また、ワンちゃん、ネコちゃんは人よりも早いスピードで年齢を重ねるため、同じ1年でも体の中では数年分の変化が起きています。
定期的な健康診断を行うことで
小さな変化を早く見つけられる
病気の予防や早期治療につながる
飼い主様が安心して暮らせる
というメリットがあります。ぜひ健康診断を通して、ご家族の一員であるワンちゃん、ネコちゃんの健やかな毎日を守ってあげましょう。
犬の健康診断メニュー
血液検査
腹部超音波検査
尿検査
一般身体検査
口腔内検査
レントゲン(胸部、腹部)
猫の健康診断メニュー
血液検査
腹部超音波検査
尿検査
一般身体検査
口腔内検査
レントゲン(胸部、腹部)
年齢に応じて追加検査を
実施します。甲状腺
中性脂肪
心臓超音波検査
避妊去勢手術 SPAY / NEUTER
避妊手術はメスに対して卵巣・子宮を摘出する手術、去勢手術はオスに対して精巣を摘出する手術である。それぞれメリットデメリットを挙げます。
避妊
メリット
- 望まれない妊娠を防ぐ
- 生殖器疾患の予防
(子宮蓄膿症、卵巣腫瘍) - 乳腺腫瘍の発生予防
(予防時期によって効果は異なる)
デメリット
- 全身麻酔リスク
- 術後の肥満
- 合併症
(腹腔内出血、肉芽腫形成、尿失禁)
去勢
メリット
- 望まれない妊娠の予防
- 攻撃性の沈静化
- マーキングの抑制
- 生殖器疾患の予防
(前立腺肥大、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニア)
デメリット
- 全身麻酔リスク
- 術後の肥満
- 合併症
(自己外傷、傷の離開、尿失禁、縫合糸反応性肉芽腫など)
FLOW 手術の流れ



手術前日
全身麻酔をして行います。12時間以上の絶食が必要です。全身麻酔をかけると全身が緩んだ状態になります。胃も緩むためご飯があると術中に吐いてしまい誤嚥するリスクが高まります。ご飯は前日の夜9時までに済ませて下さい。お水は当日の朝6時以降はあげないで下さい。
手術当日
- 01
ご来院
- 02
術前検査
身体検査、血液検査、その他必要な検査(レントゲン、超音波検査など)を実施、事前に検査を実施することもあります。結果によっては中止、延期することもあります。
- 03
お預かり
検査に異常がなければ手術同意書の記入をしていただき、お預かりします。手術に関してご説明を前もって実施しますが、不明点などあれば遠慮なくご質問下さい。
- 04
手術
手術はお昼の時間に実施します。診察状況や緊急症例、手術の件数によって時間は前後することがあります。
- 05
お迎えor退院
手術に問題なければ当日のお迎えまたは、後日の退院となります。歯科処置に関しては基本日帰りですが、動物の状態に応じて1泊入院で経過観察させていただくこともあります。手術内容、結果、今後の管理等をご説明いたします。
手術後
7〜10日後を目安に抜糸や傷の確認を致します。